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このような単純な仕組みを25年間も見つけられず、これほど国際的な規模の損害を出してしまったことに対して、アメリカの証券取引委員会(SEC)の権威は失墜しました。逮捕された当時72歳だったマドフには懲役150年がいい渡されました。マドフのビジネス・パートナーだったティエリはすぐに手首を切って自殺しました。そしてマドフの逮捕からちょうど2年目の日、息子のマークも首を吊り自殺しました。今のところ、犯行は全てマドフが行い、家族も含めてこのネズミ講については一切知らされていなかったことになっています。マドフや彼のビジネス・パートナー、彼の家族は、世界中に大豪邸の別荘を持ち、プライベート・ジェットを保有し、高価な美術品を買い集めていました。権威あるマドフのファンドは大金持ちからしかお金を受け付けなかったのですが、ネズミ講が弾ける前に身を引いた投資家、早い段階で投資し十分な配当を受け取った投資家は大儲けしたわけです。後から参加した投資家はほとんど全ての金を失いました。
この本は、マドフがどういう生い立ちで、どのように成功し、そしてどのような人物からどうやってお金を集めたのか、だまし取ったのか、詳細に記述しています。なかなか興味深い本でした。ところで、マドフ投資の会とそっくりな仕組みがありましたね。確か、日本という国で、それは年金とか、国債とか呼ばれていたような気がします・・・
金融日記:バーナード・マドフ事件 アメリカ巨大金融詐欺の全容、アダム・レボー(著)、古村治彦(翻訳)、副島隆彦(監修)
年金や国債はもちろん全ての金融商品、引いてはあらゆる資本主義的な活動には、多かれ少なかれネズミ講の要素が含まれているものだと思うけど。。
(via inouedai)
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